国際結婚マニュアル
クールジャパンを彼に紹介vol.4
「カッコイイ日本の魅力」があふれる「クールジャパン」。 今回は「お花見」について紹介致します。
辺り一面をピンク色に染め上げる桜の花。ピンク色の小さな花弁が降りしきる中、ビニールシートを広げ、お弁当などを食べながらお花見を楽しみます。家族や友人、恋人と花見をする方も多いですが、意外と会社の付き合いでお花見をされる方も多いもの。日本人に愛されている「お花見」の良さとは何なのでしょうか?
海外出身の彼氏がいて、国際結婚を考えている皆様。彼と一緒に、ぜひお花見デートに出かけてみて下さい。お花見と言えば桜ですが、梅や桃、藤の木を楽しむお花見も素敵です。
お花見の良さ
お花見には、四季を楽しむ心が受け継がれています。桜が咲くと「春が来たんだな」「温かくなってきたな」と、日本人なら誰もが感じることでしょう。四季を情緒的に楽しむのは日本人の特徴です。
また、お花見の席と言えば、お花見弁当やお酒がつきもの。今では手頃に仕出し屋さんやお弁当屋さんやスーパーで彩り美しいお花見弁当が手に入りますが、手作りのお花見弁当も素敵です。また、コンビニで買ったおにぎりも、お花見で食べると別格の美味しさに感じます。
桜を見て四季を楽しみながら、皆でワイワイ料理を食べたりお酒を飲んだりすることは、人を明るい気持ちにしてくれます。お花見は、ホットなクールジャパンです。
お花見のマナー
お花見にはマナーがあるのをご存知ですか?日本人ですらマナーを知らない方がいます。ましてや、外国人の方は誰かに教えられなくては分かるはずがありませんので、国際結婚を視野に入れているのなら、しっかりとマナーを理解して説明することがとても大切です。
まず、お花見では、木の根の上に乗るのは禁止です。根が傷むと桜自体が弱ってしまいます。また、桜の花を手折るのも禁止です。桜の木を剪定する時は、切り口に薬を塗り、弱らないように業者が気を付けているくらい。大変繊細な木なのです。枝を折ったり木を傷つける行為は絶対にしないようにして下さい。
花見と言えば、カラオケを持ち込んだり騒いだりする集団がいますが、それも禁止です。他の花見客や、近隣に住む方に迷惑を掛けないように心配りをしましょう。
また、ゴミも問題視されています。世界的に見ると、ゴミのポイ捨てが少ないと言われる日本ですが、花見をした後のゴミを袋にまとめてそのまま放置して帰る方も中にはいます。また、公園内のゴミ箱は、ゴミの山。ゴミ箱からあふれ出るほどのゴミで埋め尽くされています。ゴミ箱は使用せず、持ち帰るのがお花見のルールです。
お花見で酔っぱらっている方も見かけますが、酔っぱらうほど飲むのもマナー違反。マナーを守ってこそのクールジャパンです。
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