国際結婚マニュアル
クールジャパンを彼に紹介vol.6
日本と言えば、「忍者」を思い浮かべる外国人がたくさんいます。
ハワイの男性の中にも、忍者好きな方は多いもの。少し日本に詳しい方なら、下手したら、日本人よりも詳しかったりもします。
国際結婚を目指すのなら、少し忍者について勉強してみませんか？
忍者の歴史
忍者は、源平時代以降に現われたものと考えられています。集団を形成して、訓練を積む忍者。文献で分かっている忍術の流派は71あり、伝書や資料で確認出来る流派は31あると言われています。
その中でも有名なのが、甲賀や伊賀の忍者集団です。甲賀と伊賀は、鎌倉時代では領地のほとんどが荘園で、木材を供給していました。戦国時代に入り荘園制度がなくなると、勢力がいくつにも分かれてしまいます。地侍は自分の勢力を保たなければなりません。情報収集やゲリラ戦が毎夜のように行われ、自然と「忍術」が発生したのではないかと考えられています。
一番古い文献は、1487年。室町幕府の将軍、足利義尚の幕府軍VS六角氏・甲賀・伊賀連合軍の戦いの記述が残っています。
忍者はいついなくなったの？
「忍者」が歴史的に実在していたことは理解出来たけれど、では彼等はいついなくなったのだろうと不思議に思った方もいるのではないでしょうか？
実は、明治時代になると、警察、陸軍、海軍が創設されたため、忍者は活躍する場を失いました。
彼らは、警察などの新たな仕事に就いたと言われています。
忍具
忍者がどんな道具を使っているのかいくつかご紹介します。
手裏剣
これはとても有名な忍者の道具ですね。子供の頃折り紙で折った方も多いのでは？
実は、形は様々で、十字型のもの、棒状のもの、円形のものなどがあります。
「卍」の形をした手裏剣は、時代劇のプロデューサーが考えたオリジナルのもので、
実際に忍者が使った手裏剣ではありません。
国際結婚を考えているお相手に伝えたら、驚いてもらえるかもしれません。
重量は想像以上に重く、忍者が携帯している手裏剣は、1枚。多くても4枚までだと言われています。
忍刀
携帯しやすく、機能性も良い、工夫をこらして作られた刀です。
例えば鞘（さや）は、光を反射すると目立つため、艶消しして作られています。
刀の先端の鐺（こじり）は、武器に使えるよう金属製でとがっています。
そうすることで、地面に突き立てやすくなっています。
鍔（つば）は、踏み台代わりにも使えるよう、大き目で角ばっています。
刀の鞘についている下げ緒という紐は、踏み台にした刀を回収しやすくするよう、
通常のものよりも長目に作られています。
くない
両刃の道具です。
大きいもので15cmほど。小さなものだと8cmほど。
刃の逆側には縄を通せるような輪が付いていて、刃に縄を付けて高い所に投げ、それを掴んで上に登るなど、
武器以外の使い方でも重宝されていました。
忍び鎌
鎌は、農民が持つ農具でもあります。
そのため、持っていても怪しまれることがなく、護身用武器として持たれていました。
忍者はこの鎌を暗殺用としても使っていました。
鎌に鎖分銅を付けたものは、鎖鎌（くさりがま）と呼ばれます。
これは、農民・商人・職人の護身用の武器としても使われていました。
鳥の子
たまご型の手投げ弾。焔硝と発煙剤で作られた弾で、何重にも鳥の子和紙で包んで作っています。
目潰し
唐辛子、灰、薬品などで作り、つめたものを吹き口から拭いて、敵の顔面に吹き付けます。
他にも、卵の殻につめたものを敵の顔に投げつける手榴弾のような物もあります。
五車の術（忍術）を使ってみませんか？
私達でも使える、忍術（話術）の紹介です。
上手に使えば、国際結婚を尻込みしている彼を、説き伏せられるかもしれません。
喜車の術
相手をおだてることで、隙を狙う術です。
誰でもおだてられれば気が緩みます。
相手を褒めながら、「だからこんな○○君と結婚したいな」などと言えば、OKがもらえるかもしれません。
怒車の術
相手を怒らせることで、冷静さを失わせる術です。
「じゃあ責任もって結婚してよ！」「あぁ、分かったよ！すればいいんだろ！」と、
相手に勢いでうっかり承諾させられたらラッキーです。
哀車の術
相手の同情を誘う術です。
国際結婚を希望する方は、この術を学べば、海外でもうまく立ち回れるかもしれません。
楽車の術
相手にうらやましいと感じてもらうことで、戦意を喪失させる術です。味方を作りやすくする術だと言われています。
恐車の術
迷信などを利用して、相手を怖がらせて戦意を喪失させる術です。
これらの術を使えば、国際結婚だけでなく、普段の仕事などでも上手に立ち回れるようになるかもしれません。
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